
幽子ちゃん:「EVって…あの世みたいに静かだけど、まだ誰もちゃんと住めてないのね」
場所:夜のドライブスルー。充電待ちの車列の横で、タカシと幽子ちゃんが缶コーヒーを片手に語っている。
タカシ:
「なんか最近、EVの勢いちょっと鈍ってきた気せえへん?“EVシフト一択!”みたいな風潮、去年までの熱狂がウソみたいや。」
AIくん:
「その通りです。世界のEV市場は“急成長”から“成熟期”に入りつつあります。価格・充電インフラ・バッテリー不安といった現実的な課題が、消費者の心理を冷静に戻したんです。その結果、今――ハイブリッド(HV)が再び注目されています。」
幽子ちゃん(ぼんやりとEV充電スタンドを見つめながら):
「静かに走るEVも素敵だけど……あの“充電待ちの沈黙”って、まるで冥界の入口みたいなのよね。」
タカシ:
「悟りの境地やな。」
AIくん:
「実際、HVは“現実解”として見直されています。トヨタを筆頭に、HVは成熟技術で量産コストも低く、信頼性も高い。しかも、充電インフラが整っていない地域――たとえば東南アジアやアフリカでは、最も現実的な電動化手段なんです。」
幽子ちゃん:
「つまり……“理想の天国(EV)”より、“現世の安定(HV)”ってことね。」
タカシ:
「理想より、利便性のが大事よな。」
AIくん:
「ただ、問題はここからです。勝負です。HVが売れて安心してしまえば、EV技術開発が遅れ、次の波に乗り遅れるリスクがあります。
トヨタやホンダが言う“全方位戦略”が、“時間稼ぎ”になるか“戦略的な猶予”になるか――そこが
結局すべてはバッテリー技術の進化にかかっています。
もし全固体電池やナトリウムイオン電池が実用化されれば、EVのコスト・航続距離・安全性が飛躍的に改善します。
そのとき、再び“EV黄金時代”がやってくるでしょう。」
タカシ:
「つまり今は”HVで凌ぐ冬の時代”で、バッテリー革命が起きたら”EV春到来”ってわけか。でも春が来るまでに冬眠しすぎて起きれへんかったら意味ないで。全固体電池、トヨタは2027-2028年って言うてるけど、ホンマに間に合うんかいな……。」
幽子ちゃん(窓ガラスに映り込みながら):
「私も”成仏の春”を待ち続けて何十年……。技術革新を待つ気持ち、痛いほどわかるわ……。」
タカシ:
「幽子ちゃんの場合は供養やな。」
まとめ:
EVは理想、HVは現実。
地球を救う夢は、まだ充電中。
理想だけでは走れず、現実だけでは進化できない。
だからこそ、**“EVとHVの共存こそが、今の最適解”**なのだ。
